兄の頭をハンマーで殴り殺害したとして殺人罪に問われた無職、高畠春樹被告(24)の裁判員裁判。12日の被告人質問で、犯行について高畠被告は、7年前に入所者など45人が殺傷された相模原市の知的障害者施設、津久井やまゆり園の事件に触発されたと語りました。
12日に行われた被告人質問。高畠春樹被告は、終始うつむきながら細々とした声で語りました。

高畠春樹 被告:
「相模原の事件に触発されました」

弁護人:
「何で障害者は生きる価値がないと思ったんですか?」
高畠春樹 被告:
「身内に障害を持っている人がいると自分の人生が思い通りにならない。からかわれたりいじめられたりすると思っていました」

兄を殺害したきっかけが、相模原市の障害者殺傷事件だと語った無職、高畠春樹被告(24)。
