大阪と氷見の離れた生活…「ハンドボールも全部やめて大阪に帰ろうかと」
妻は大阪の病院で子どもに付き添い、看病を続けた。一方の庄司選手は、ドリームスに来て仕事がある以上、氷見を離れるわけにはいかなかった。
大阪と氷見。物理的に離れた場所で、二人はそれぞれの役割を果たし続けた。心が折れそうになった瞬間も、一度や二度ではなかったはずだ。
「ハンドボールも全部やめて、やりたいことあって富山に来たけど全部やめて、大阪帰って働こうかとも考えましたけど」
すべてを諦めて帰阪するという選択肢が、脳裏をよぎった。それは決して弱さではなく、父親として、夫として、当然の揺らぎだった。










