国内最高峰のハンドボールリーグ「リーグH」が最終盤を迎え、注目が集まっている。そんな中、富山県氷見市を拠点とする「富山ドリームス」の背番号46・庄司清志選手(30)が、約20年に及ぶ競技生活にピリオドを打つ決断をした。かつて「日本一」に輝いた思い出の地・氷見で新たな夢を追い、3年前、福岡のチームから移籍するタイミングで第一子にも恵まれた庄司選手。しかし、熱い志を抱いてやってきた彼を待ち受けていた容赦ない現実とは。
(全5話・第4話/取材:島津有希)
約5000人に1人の指定難病「先天性横隔膜ヘルニア」を抱え生まれた娘
富山ドリームスとして氷見に来たのは2023年4月のこと。しかし、そのタイミングはちょうど第一子が生まれる時期と重なっていた。しかも、お腹の中にいる段階から判明していたことがあった。
「先天性横隔膜ヘルニアという難病に指定されている病気で。私が調べた中では5000人に1人くらいで発生する難病だったんですよね」
先天性横隔膜ヘルニアとは、横隔膜に生まれつき穴が開いており、胃や腸が胸腔内に出て肺や心臓を圧迫する病気だ。命に関わる、極めて深刻な状態での誕生だった。










