繊細なアカムツ トラックが通ると暴れて…
取材した福西さんによると、アカムツは繊細で、音や光、振動に敏感。トラックが近くを通っただけで、驚いて暴れて水槽から飛び出したりすることも。真っ暗な部屋で、水槽に暗幕をかけて、大切に稚魚を飼育しているそうです。

メスを増やす研究については、まずは水温を調整しましたが、この方法ではメスは増えず。ウナギやチョウザメに大豆イソフラボンを与えるとメスが増えたという先行研究を参考に、アカムツにも試したところ成功したそうです。

そしてもう1つ、メスを増やすために検討されている方法があります。
「稚魚の放流時期を早める」のです。

▼アカムツは、性が分化する(オス・メスに分かれる)までに1年ほどかかる。これは他の魚に比べても非常に遅い。
▼オスに偏ってしまう原因の1つとして、飼育環境下のストレスも指摘されている。
こうした背景から、アカムツが性分化する前に稚魚を放流して、天然の、良い環境で育てばメスが増える可能性もあるのではないかと話していました。
いまは高級魚のアカムツ(ノドグロ)ですが、こうした技術の確立によって、手軽に味わえるようになることが期待されます。










