“避難格差”が新たなあつれき生むリスクも

さらに、近年の災害ではSNSによる情報の氾濫や、避難先によって環境が異なる「避難格差」が被災者同士の間に新たなあつれきを生むリスクも指摘されています。

長妻医師
「不公平感とか分断。本来だったら助け合わないといけない仲間たちにも関わらず、自分が何か不利益を被っているのではないかというところからあつれきが生じて、コミュニティ内での分断を生んでしまう可能性が高い。それによって怒りの感情がすごい爆発してしまったり、逆にうつのように落ち込んでしまったり。心理的ストレスを高める可能性はある」

では、私たちは自分や周囲の「限界」にどう気づけばいいのでしょうか。

長妻医師
「分かりやすいものでいけば不眠。あとは極端に怒りっぽくなったり、逆に何もやる気が起きない無気力感とか。それがさらに転じて食欲が全く起きないというもの。あとは、非常に危険な状態だが、もう全て何も感じなくなってしまう。五感がほぼ何も感じなくなってしまっているという状況は、かなり危険なサイン」