■朝は園長が迎え入れることに意味がある・・・
認定こども園 立正幼稚園
草野寛明 園長:
「必ず朝は玄関の前に立って子どもたちを迎え入れてます。子どもたちの朝、来る顔、嫌がる子たちももちろんいるので、そうすると何で嫌がってるのかなという思いはもてますし、何かあれば必ず園の中に入って本人に聞かなくても主任や副園長とかに今大丈夫?っていう話をしながら進めてはいます」

園長は毎日、子どもたちを観察・・・。異変を察知するため、職員とのコミュニケーションも欠かさないといいます。何よりも大切なのは、子どもが好きで、仕事にやりがいをもってもらうこと。
若い保育教諭
「可愛いです」
記者:
「やりがいって、どんなところで感じますか?」
若い保育教諭:
「やっぱり成長がこの年齢だと、すごく見られるので。ハイハイしていた子が歩けるようになったり、大変だけど一つ一つ見ていくと、この子たちの個性が見られるので…」

職員同士がコミュニケーションを取り、異変があれば保護者に報告するといいます。
記者:
「みんな幼稚園は楽しいですか?」
園児:
「楽しい~楽しい」
140人の園児のうち、保育園として来ている子と、幼稚園として来ている子が混在しているため、大忙しです。
認定こども園 立正幼稚園
草野寛明 園長:
「こっちの保育園として来ている子たちは、今給食が終わったあと、お昼寝になります。全員お昼寝。こっちの幼稚園として来ている子たちは、今からお帰りの準備をする。全然やっぱり生活が午後から全く違うので、2歳のクラスだけ保育園と幼稚園を子どもたちの教室を変えています」
保育教諭の負担を減らすため、今年度から2歳児のクラスを2つに分けて対応しやすくしました。
認定こども園 立正幼稚園
草野寛明 園長:
「保育教諭はいろんなストレスを感じていて、ああいう事件が起きるんだろうけど、そのストレスもその人それぞれによって全然違うものなんだろうし…」
保育教諭のストレスを減らすことが、虐待を起こさないためにも大切だといいます。
認定こども園 立正幼稚園
草野寛明 園長:
「先生たちが激務の中でもしっかりとした保育ができる環境を作ってあげることだと思ってるんです。その一つが人数の確保であったり。先生たちが思っていることを聞いてあげるってことも大事なんだろうなと思います」

子どもと保育教諭を守るため…。長年培われた経験がそこにはありました。