保育現場で相次ぐ虐待事件、どうしたら虐待を防ぐことができるのでしょうか。創立90年のこども園にそのヒントがありそうです。園長が語る虐待を起こさせないための秘訣はあるのか・・・。
園児への虐待があった本郷町保育園
風間宣夫 園長(保護者説明会 10日):
「いつしか保育のことは現場任せになってしまい、その実態を把握することを怠りました」
富山市の認定こども園「本郷町保育園」で園児を虐待したとして保育教諭2人が暴行の疑いで書類送検された事件…。保護者説明会は園長への追及の場になりました。


被害園児の保護者(保護者説明会 10日):
「頭を押さえつけてコップを無理やり口に押し付ける。嫌がって子どもが仰向けに倒れる。横になっている子どもの布団をまくりあげ、床に転ばせる。両足をつかんで宙吊りに移動して子どもが集まっているところに放り投げる。これは虐待だと私は考えています」

本郷町保育園 風間宣夫 園長:
「今上げられた1つ1つの事柄について、私の方では直接確認できておりません」

先月末に退職した保育教諭には、園児を真夏に園内の倉庫に押し込むといった虐待行為が疑われています。
保護者:
「(閉じ込めた倉庫)そこにはエアコンとか空調はあるんですか?」

本郷町保育園 風間宣夫 園長:
「エアコンはございません。24時間喚気の換気扇ががついています。当然ながら暑い日があったと思います」
