今年も残すところあとわずか。クリスマスを過ぎれば、いよいよ年末年始の帰省や旅行のピークです。新幹線や高速道路に乗って目的地へ向かう人も多いのではないでしょうか。そんな長距離移動で多くの人が経験する「不思議」な感覚があります。それは目的地へ向かう「行きの時間」は時計以上に長く感じ、同じ距離を帰る「帰りの時間」は驚くほど短く、あっという間に感じること。なぜ、私たちの体感時間はこれほどまでにズレるのでしょうか。時間知覚に詳しい専門家は脳が記憶する「出来事の数」が関係すると話します。