新潟県上越市に住む30代の男性が、警察官などをかたるうその電話を信じ、現金72万円をだまし取られました。

警察によりますと、11月23日、男性の携帯電話に「+」から始まる番号で、警視庁捜査第二課のマツシタと名乗る男から「詐欺グループが捕まり、あなた名義のキャッシュカードを持っていた」などとうその電話がありました。
続けて、LINEのビデオ通話でのやり取りで警察手帳のようなを見せられ、電話をかわった検事を名乗る女から「捜査に協力してほしい。お金は戻ってくる」などと言われたということです。
男性は話を信じ、富山県滑川市内の金融機関から、指定された口座に現金72万円を振り込みました。
その後、さらに振り込みを求められたことから男性は警察に相談し、詐欺被害に気づきました。
警察は「LINEなどSNSで連絡をすることはない」としています。
警察官や検察官などを名乗る人物から電話で「捜査対象になっている」などと言われた場合は、
▼相手の名前、所属部署、内線番号を確認
▼電話をいったん切る
▼警察相談専用電話「♯9110」等に相談する
といった対応をとるようにしましょう。







