音声データとの食い違い…置き去りの当事者

田畑議員が去年10月、支援者と電話で交わした音声データからは田畑議員が架空党員の登録に関与した疑いが浮上していました。

田畑議員の音声
「あとは多分架空に近いと思う。ゆみこ、ゆういち、のぶお、のぶこ、ようこって書いてあるんだけど、そこは生年月日とか書いてないからおそらく架空の方なんだと思うんだよね」

しかし、去年11月の会見で田畑議員は架空党員の登録について自身の関与を否定しました。

自民党衆院富山1区 田畑裕明議員
「もちろん関与はしてございません。その党費の手続き等については(親族が)きちっとなされたものだというふうに思い込んでいたというのが実態でございます」

しかし、それを裏付ける客観的な証拠を示すことはありませんでした。

自民党県連によりますとこの会見の前、田畑事務所から党員番号と名前が記載された党員リストが提出され、去年11月27日付けで党員登録の取り消し手続きをしたということです。

中には、男性の父親と架空名義の家族4人も含まれていましたが、田畑議員側から男性への連絡や謝罪は一切ないまま現在にいたっていると言います。

毛田千代丸キャスター
「当事者としては連絡と謝罪はほしかった」

父親が党員にされていた男性
「ほしかったですね。私らもなんか置き去りになっとる。勝手に党員登録されて勝手に終わっとる。ていうのはなんか嫌ですよね」