県民アンケートでは「不満・怒り」が半数…
さらに、参院選の敗北を受け県連の青年局が、ことし8月に実施したアンケートでは─。

自民党富山県連青年局長 瀬川侑希県議
「約半数の方が田畑氏の問題に関して不満を持っている。このようなアンケート結果でありました」

青年局は、自民党が変わるために必要なもの何かについてアンケートを実施しました。933人から回答があり、自由意見で最も多く使われたワードは「田畑氏」でした。全体のおよそ半数が田畑氏への不満や怒りの声で、幽霊党員の問題や田畑議員への処分について辛辣な意見が目立ちました。
「保身のために逃げ回るのを見て誰が国を任せて信頼できるのか」
「参議院の結果も踏まえ辞職すべき」
「電話で口裏合わせを頼んだ議員が当たり前に政治活動をしている」

音声データでは、無断で党員登録した支援者の企業の従業員について、その党費を支援者が私費で払ったことにしてほしいと田畑議員が口裏合わせを持ちかけていました。
自民党衆院富山1区 田畑裕明議員
「最後の望みは(支援者の名前)しかおらんくてさ。まあ申し訳ないけどこっちでポケットマネーで名前もちょっと、ねえ、あのー、違う名前になっとったんだって言い切ってもらうしか本当に、もうそれしかないんだよね」
支援者はこの頼みを断りました。
自民党富山県連青年局長 瀬川侑希県議
「不適切な党員登録を中心に大変厳しいお声を県民の皆様からいただきました。また口裏合わせの電話の音声も県民の多くの方が知っておられますけれども、そういう不祥事に対してそれを隠そうとする姿勢も非常に不信につながっているというふうに感じております」

瀬川県議は県民アンケートの結果を11月中に公開するとともに田畑議員本人に直接会って県民の声を伝える考えです。

自民党富山県連青年局長 瀬川侑希県議
「私達はこのアンケートを取って、生の県民の声が得られたというふうに思ってるんで。不満不信の声をしっかり本人に伝えるまでするのがこのアンケートを取った私達の仕事だというふうに思っておりますんで、しっかり伝えていきたいというふうに思います」

田畑議員はチューリップテレビが出した質問状の回答で幽霊党員問題について「お詫びと説明を尽くしてきた」とコメントしています。しかし、企業後援会の関係者や幽霊党員の当事者、自民党議員から「説明を尽くした」という声は一度も聞いたことがありません。
田畑議員には批判的な人も納得できる説明と問題の本質と向き合う姿勢が求められています。










