総勢29人が織りなすアートの数々
高岡市のアーティスト、手操明子さんは、勝興寺の回廊に108つの鐘を飾りました。

手操明子さん「ぼんやりしてると思うんです、気持ちって。だけどこういうものに出会って、願いはなんですかって問いかけられると、叩きながら自分の中にどんな願いがあるんだろ、そうか私はこれを願いたい、そういうきっかけっていうか機会になればうれしいなっていう」

作品は、勝興寺、北前船資料館、そして気象資料館の3か所に飾られていて、総勢29人のアーティストによる大規模な芸術祭となっています。

110年以上の歴史のある気象資料館。古びた階段には、今にも動き出しそうなたくさんの昆虫や生き物たちが。すべて紙だけで作られています。

高岡市横田地区で自宅が液状化の被害にあった安吉将吾さんは、地震への恐怖を打ち消そうと創作に打ち込んできました。

しかし、今はー。
安吉将吾さん「ちょっとあのー」

部屋は飼育ケースだらけに。50匹以上いるという生き物の世話に追われています。
安吉将吾さん「生き物と触れ合うことでこういう風に生きてるんだ、俺もこんな風にがんばろうみたいな、生き物たちから応援されているみたいな」
