台風20号(ブアローイ)は25日夜、フィリピンの東を西北西に進んでおり、「強い」勢力を維持しています。

気象庁によりますと台風20号は25日午後9時現在、フィリピンの東を西北西に時速30kmで進んでいます。中心気圧は970hPa、中心付近の最大風速は35m/s、最大瞬間風速は50m/sとなっています。

▼26日午前9時には、台風はフィリピンに達し、引き続き西北西へ時速30kmで進む見込みです。中心気圧は970hPa、中心付近の最大風速35m/s、最大瞬間風速50m/sと、「強い」勢力を維持すると予測されています。

▼26日午後9時の予報では、台風はフィリピン上を進み、中心気圧が975hPaと若干上昇するものの、依然として「強い」勢力を保つ見込みです。

▼27日午後9時には南シナ海に進み、中心気圧が965hPaまで低下、中心付近の最大風速40m/s、最大瞬間風速55m/sに達する見通しです。

【拡大図】台風20号進路予想図 25日午後9時

▼28日午後9時には「非常に強い」勢力に発達し、海南島付近に達する予報となっています。中心気圧は950hPaまで低下し、中心付近の最大風速45m/s、最大瞬間風速60m/sに強まる見込みです。

▼29日午後9時にはラオスに上陸し、勢力が弱まる見込みです。中心気圧は990hPa、中心付近の最大風速25m/sまで弱まると予測されています。

▼30日午後9時には熱帯低気圧に変わり、ラオス上空で中心気圧998hPaとなる見通しです。

台風20号進路予想 25日午後9時 気象庁

台風の予報進路は、予報の期間が長くなるほど誤差の幅(予報円)が大きくなる傾向があります。最新の情報を確認するようにしてください。