富山市の塗装工事業「ファミリーホームサービス」が8月26日までに、 富山地裁の破産開始決定を受けたことが、帝国データバンク、東京商工リサーチの調べでわかりました。負債総額は約8000万円とみられます。
帝国データバンク、東京商工リサーチによりますと、ファミリーホームサービスは2019年に設立、塗装工事を主な事業として外壁工事、屋根工事、防水工事、内装工事などを手がけてきました。
富山県内を主な商圏とし、 一般個人を中心に受注を確保していて、2022年3月期には売上高2億9844万円を計上したものの、 収益性は伴わず営業損益段階で赤字となり、2089万円の最終赤字を計上しました。
2023年3月期も売上高は2億3705万円に低下し、891万円の最終赤字を強いられました。
2024年3月期以降も建設市況の低迷や同業他社との競合などにより業績は低迷、 債務超過に陥った脆弱な財務体質が資金繰りを圧迫し、先行きも見通せないことから事業継続を断念したとみられます。
