業績はJ2カテゴリー…12番目相当も順位は18位

カターレ富山 左伴繁雄社長
「今年度の業績見込み値は、昨年度のJ2各クラブの業績値に照らし合わせると12番目に相当します。業績と順位がリンクしつつあるJリーグのトレンドからすると、18位というのは低いと言わざるを得ません」

左伴社長が語る「業績と順位がリンクしつつある」とは、昨シーズンのJ2在籍クラブの収益ランキングと去年の順位を照らし合わせたとき、経営力があるチームは上位に、財力が乏しいチームは下位に位置するという、順位と経営力が比例する傾向にあります。

カターレは今季の収益を13億5700万円と見込んでいて、2024年度にJ2に在籍したクラブの中では、ほぼ中間に位置し、経営規模を順位に当てはめると、12位前後に位置していても不思議ではありません。

カターレ富山 左伴繁雄社長(2025年4月撮影)

盤石な経営基盤を、なぜチームの強さに変えられないのでしょうか。第2回では左伴社長が語るチーム強化の現状と、浮上への具体的なビジョンに迫ります。

第2回に続く
「解任はかまわない。ただクラブへの応援を続けてほしい」安達監督の覚悟…

(取材:チューリップテレビアナウンサー 島津有希)