富山県は28日から、新型コロナウイルスの感染対策の県独自の指標を現在の「感染注意報」から「感染警報」に引き上げます。

これは、新型コロナの感染が拡大していることを受け、富山県が27日感染症対策本部会議で決定しました。
28日から感染対策の県独自の指標を現在の「感染注意報」から「感染警報」に引き上げます。

指標の変更は、通常医療の継続が困難な状態を指すレベル3への引き上げを極力避けるため、改めて基本的な感染対策への意識を高めるよう県民に求めるもので、飲食店への時短要請や行動制限などは行いません。

富山県内の新型コロナ感染は、先月中旬から増加傾向が続いていて、26日時点で病床使用率は48・6パーセントとレベル3の指標に近づくなど医療体制はひっ迫しつつあります。
また、この冬はインフルエンザとの同時流行が懸念されています。
県は医療体制を守るため、軽症で重症化リスクの低い方は検査キットなどで自己検査を行い、陽性判定が出た場合も医療機関を受診しないで県の陽性者登録センターへ登録したうえで、市販の解熱鎮痛薬を活用して自宅療養することも検討してほしいとしています。
全般的な相談は
「富山県新型コロナ相談窓口」 076-444-2176
発熱などの症状がある場合は
「受診・相談センター」 076-444-4691
受診(陽性)判定後の体調不安は
「健康フォローアップセンター」 0120-934-952