日本の南を北東に進む熱帯低気圧が今後12時間以内に台風に発達する見込みです。台風に発達した後も北東進を続け、日本の東海上を進む予想となっています。
熱帯低気圧の現在位置と状況 - 日本南岸を時速30kmで北東進中
2日3時の観測によると、熱帯低気圧は日本の南の海上、北緯26度50分、東経136度30分に位置しています。現在、時速約30キロの速さで北東へ進んでおり、中心気圧は996ヘクトパスカルとなっています。中心付近では最大風速15メートル、最大瞬間風速23メートルの強い風が吹いています。
12時間以内に台風へ発達 - 強い風と高波に警戒
この熱帯低気圧は発達しながら北東進を続け、今後12時間以内に台風へと発達する見込みです。2日15時には日本の南、北緯29度05分、東経138度20分付近に達すると予想されています。中心気圧は994ヘクトパスカルまで低下し、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルに強まる見通しです。台風が発生した場合、今年最初の台風1号となります。

明日未明には関東の東へ - 沿岸部では高波に注意
台風の中心は3日3時には日本の東、北緯31度55分、東経140度50分付近に達する見込みです。この位置は関東地方の東に当たり、この時点でも中心気圧994ヘクトパスカル、中心付近の最大風速18メートル、最大瞬間風速25メートルの勢力を維持すると予想されています。関東から東北の太平洋側では、台風からの吹き返しの風により、うねりを伴った高波となる可能性があります。
