現職・角田悠紀候補 自らの市政への評価は…

現職・角田悠紀候補「私が市長に就任した当初は新型コロナウイルス感染症の真っただ中であり、その後、線状降水帯による大雨。また令和6年能登半島地震と本当に有事と向き合ってきた4年間だったなとまずは振り返っております。その上で有事が続く中においても財政健全化緊急プログラムを1年前倒しで終了するだけでなく、例えば市債残高は300億減少をさせましたし、市の貯金に当たる、預金に当たる基金も30億から100億まで増やすことができました。これによって新しい挑戦ができる俎上が整ってきたことが、最も私の大きいいわゆる実績になるのかなと思っております。そういったことを進めながら、令和7年度は過去最大の816億円の予算を組み上げることができたのも、これまでの長きにわたりまして市民の皆様方にご協力、ご理解をいただいたこと、そして多くの企業の皆さん方に、新しい時代に向けて投資をいただいたこと、こういったことによるお預かりする税が増えたことが大きな大きな要因となっております。これらを踏まえながらですね今後、当然有事が続いている中でなかなか進むことが難しかったこともありますので、次の4年間に関してはこれらを進めていく4年になるであろうというふうにまずもって今は感じておりますし、その夢の続きをですね、市民の皆さんにしっかりと訴えていきたいと思っております」
「また城端線・氷見線の再構築計画におきましては、沿線市の皆様方、また県、あいの風、そしてJR、それぞれの皆さん方としっかりと話し合いをしながら、全国で初めてとなる再構築計画の認定をいただくことができました。こういったこともですねこれまでの高岡ではなかなかできなかったことにも挑戦をさせていただいておりますし、新しい時代に必要となる社会的課題の一つ。カーボンニュートラルについては、富山県で唯一、脱炭素先行地域の指定を受けております。こういったところもですね新しい時代に向けての高岡の挑戦でありますし、それぞれの計画が認定いただくにあたっては、市職員、またステークホルダーの皆様方と一緒になって、物事を進めるために協議を重ねながらできたというのは、まさに行政が主導ではなく民間の皆さんと一緒になって歩んでいく高岡になってきたというふうに振り返っておるところであります」
「あとは勝興寺の国宝化、これによって北陸で二つの国宝のまちになりました。現在、インバウンドの方々も多くお越しいただいているわけですけども、おもてなしの観光等々を進める中で、JRさんの方から敦賀開業に応じてですね、いわゆるスーパーつるぎ。これもですね全てのダイヤにおいて新高岡駅をご利用いただけるということも、これは一つの実績だと思っております。ただ一方で大阪延伸に向けてはこれからまだまだ大きな壁がありますので、そういったところに対しまして、大阪延伸の際にも新高岡駅が、その存在意義を示せるように、新幹線のある駅としてのまち作りを進めていかなければいけないというふうに思っております」
「また財政健全化等々が進む中でですね、今までできていなかったことにも挑戦をさせていただき、コミュニティバスが廃止になった中においても、私が市長に就任してから、地域共同型の交通網がですね、1か所から5か所へと増えることもできました。一方でこれが完成形ではなく、これから全市的に広げていかなければいけないと思いますし、城端線氷見線の再構築等にも合わせながら、こういった骨格的な交通にいかに打線として地域の交通を繋げていくか、こういったところも問われてくるだろうというふうに思っておりますし、そういった仕掛けを作っていく上で、やはり地域が元気じゃなければいけないという思いから、多機能地域自治等のですね導入も今進めております。この多機能地域自治に今ご挑戦、3地区でいただいているわけですけども、ぜひともここで成功体験を持っていただきながら、横展開も進めていきたいなと思っています」
「やはりあの隣の地域が元気になってこればですね自分のところもやりたいと思ってもらえるところも出てくると思いますし、また最初に手を挙げていただいた方々にも、これから先、自分たちで決めた事業をやってもらうために、インセンティブ事業等もですねご用意させていただきました。若い世代にも参画しやすい地域の自治区としてこれからもご活躍いただけるように様々な支援策を展開し、ようやく、芽が見えてきたなというふうにも思っております。これから先はここに水をやり、地域の皆様方と一緒になって、持続可能な高岡、そして未来に向けて歩みを進める高岡を描いていきたいというふうに考えております」