近年の気象の変化が飛散量にも影響

東京都内ではなんと1月8日にスギ花粉が飛び始めました。これは東京都が1985年に統計を始めて以来、最も早い飛散開始です。

その後も東海・近畿と徐々に。そう、県内にも、嫌~なあいつがもうまもなくです。

県によりますと、今シーズンの飛散量の予測は平年の1・5倍。これは去年夏の日照時間が長く花粉を放出する雄花の数が多くなったためです。

伊東宗治院長「花粉の量自体が近年増えているということがありまして、原因物質が増えているものですからこちらの反応も多くなるということで、症状が強く出てきているということがあるかもしれない」

花粉症患者の割合は、20年の間に倍増していて、ほぼ3人に1人がスギ花粉症と推定されています。

近年続く猛暑など、こうした気象の変化は花粉の飛散量を増やす要因と考えられています。