”焼肉戦争”の背景は?
なぜ、高岡駅前で”焼肉戦争”が起きているのでしょうか?
専門家は――

帝国データバンク富山支店 調査課
大場正範課長
「駅前の飲食店さんがコロナ禍で撤退が続いた中で、不動産のオーナーさんが空いた店舗に入ってもらいたいという思いから、比較的いい条件で店舗を貸し出せるようになったので、チャレンジするほうもしやすかったっていうのはあるんじゃないですかね」
さらにテーブルごとに排気ダクトが備えられている焼肉店は「換気がいい」というイメージで、居酒屋やラーメンチェーンなど異業種の参入が相次ぎコロナ禍に競争が激化しました。

帝国データバンクによりますと、ことしの全国での焼肉店の倒産件数はことし9月末時点で39件で、前年の同じ時期の2倍以上で、過去最多となる見通しです。
帝国データバンク富山支店 調査課
大場正範課長
「輸入牛肉の仕入れ価格っていうのが、コロナ前と比べて1.7倍になっているというデータがあります。そこで大手チェーンとの競争が激化してなかなか値段を上げられない、いわば我慢比べのような状態が続いている」
一方で、同じエリアに同業種の店が増えることでのメリットもあるといいます。
帝国データバンク富山支店 調査課
大場正範課長
「お店が増えるってことは、活気が出ることに繋がってくると思いますので、さらに活気のある街になることを期待しています」










