西川博志社長が福利厚生制度を充実させる狙いは「人材確保」と「人材の定着」にあります。
日本空調北陸によりますと、空調業界は、再開発などによるビルの建て替えや新築などで需要が増加している一方で、職人の高齢化が進み、若い人材が確保できず、人材不足が深刻化しているといいます。そうした中、若手の人材確保の“切り札”と考えたのが「福利厚生の充実」だったのです。

日本空調北陸 西川博志社長:「社員は会社の宝です。福利厚生を充実しているわけですけど、社員のモチベーションも上がるし、人手不足っていうことで新卒者の人材確保につながると思っています」
女性社員「すごく社員のことを一番に大切に考えてくださるのですごく嬉しいなって思います」
高齢化が深刻な業界において、社員の平均年齢は約36歳。福利厚生制度の充実もあって新入社員の離職率はここ3年、1割にとどまっているということです。
若返りが図られたことによって仕事効率もアップし、業績も12期連続で黒字と好調をキープ。2023年度の決算は3億1000万円あまりの最終黒字で、業績を伸ばしています。

福利厚生充実のため新社屋を建設した日本空調北陸。さらなる事業の拡大を目指して、今後も「福利厚生」に力を入れたいとしていますが、次はどんな社員ファーストな福利厚生、社員愛あふれる福利厚生ができるのか注目です。