旧日本海軍の軍艦に装備されていた長さ7.2メートルの砲身を取り付けた忠魂碑が建立100周年を迎え3日、記念の神事が執り行われました。忠魂碑には立山町利田地区から出征して戦死した65柱がまつられていて、参列者が平和への誓いを新たにしました。
建立100周年の神事は、富山県立山町、利田地区の自治振興会でつくる「利田忠魂碑建立100周年記念事業実行委員会」が主催したもので、富山県の新田八朗知事や立山町の舟橋貴之町長など関係者65人が参列しました。



利田地区の忠魂碑は、日露戦争と太平洋戦争の戦没者65柱をまつるため1924年(大正13年)、利田村在郷軍人分会が建立したもので、旧日本海軍の軍艦から取り外された大砲の砲身が台座に据えてあります。

砲身は長さ7.2メートル、口径15センチ、重さ9トンあり、台座の上に直立した状態で据え付けられています。