大事な時期に性暴力、それだけは絶対に許せない…
里帆さんは結婚の3か月前、父親からの性被害を警察に告訴。この決断に至るまでに2人で何度も話し合いをしたといいます。

里帆さん:「父親を処罰として問いたい責任をとってもらいたい」
同じような被害を生まないために実名、顔を出して訴えるという里帆さんの決断については。
夫・佳樹さん:「彼女と喧嘩したことは何回もあるし、離婚の話も何度も言いましたけど、でも同じような子どもたちが1人も生まれない社会になってほしい。そこは変わらないですね2人ともね。そんな人が他にもいるんだったら絶対守らなきゃいけない。だから私は、彼女が実名顔出しで声を出すと、上げるというんだったら、私は一緒に戦うよと」
今月6日、里帆さんの父・大門広治容疑者(52)は、ついに警察に逮捕されました。

抵抗できない状態の里帆さんに性的暴行を加えた準強姦の疑いです。大門容疑者は黙秘しているといいます。中学2年から高校2年まで続いたという性被害。人生の一番大切な時期を失ったと里帆さんは言います。
里帆さん:「部活とかお友達と恋の話をするとかで、一生のうちで、あの時間しかないと思うので、家庭内で大事な時期に性暴力に遭うっていうのは、人生の一生を決められてしまうことにも近しいと思って、それだけは絶対に許せない」