「これから先も経営していける値段でやっていかないと」

事務局「肥料代がどうしても上がってきて、原油とかも上がっているので、今年に関しては(コメの)価格を上げたいと(農家が)言っていた」

西会津町で3年前から始まった「石高プロジェクト」。このアプリの登録者は1000人にのぼります。生産者側が設定した価格のコメを消費者が事前に購入し、その年の収穫量や、消費者がボランティアなどで得たポイントに応じてコメが配られます。

石高プロジェクト事務局・長橋幸宏さん「いろんな人にコメを買ってもらわないと農家はやっていけないので、地域にいなくてもまずは買うことで支援してもらうとか、たまに手伝ってもらう」

坂井康司さん(35)は、町の北部・奥川地区でコメを栽培する専業農家です。このアプリを通して一部のコメを販売しています。この日はアプリの事務局との打ち合わせ。水不足などの影響で不作だった去年を振り返り、消費者に配布するコメの量を左右する基準値に関して議論を重ねます。

事務局「本当にここって坂井農園の平均収穫量なのか、ちょっと落とすのかどうしましょう」
坂井康司さん「ここ数年(収穫量の)平均が低いかもしれない」
事務局「5キロで(事前に)買ったものが何キロまで減るか」

坂井康司さん「雑にいくらくらいか、みたいに大した根拠もなく相場を見てやってきたんですけど、これから先も経営していける値段でやっていかないといけない(と気づかされた)」