地元のホヤ漁 震災に続きさらなるピンチが…

地元、石巻で祭りや花火を打ち上げることが夢だった萌江さん。2025年は地元のホヤ漁をさらに盛り上げたい理由がありました。

ほやっほー祭主催 ほやドル 萌江さん:
「震災当時漁師さんたちも漁場も壊滅的な状況になってしまって大変で 今海水温の問題でまたピンチの状況が来ていて」

東日本大震災では萌江さんの地元・石巻市谷川地区にも津波が襲い、ホヤの水揚げが盛んな谷川浜では、養殖ができない状態になりました。

その3年後に出荷を再開したものの、県内の水揚げ量は2024年1533tとピーク時の約4分の1まで減り不漁が続いています。

ホヤ漁師 渥美貴幸さん:
「今年もあまり良くはない水温は下がってきているんですけれど」

谷川浜でホヤを養殖する漁師の渥美貴幸さん(42)は、海水温の上昇でホヤが死滅しているのが不漁の原因だと話します。

ホヤ漁師 渥美貴幸さん:
「(震災当時は)もう1回再開しようという気持ちで力を合わせてやった。今の自然の環境問題はどうしようもできないところが多くて 浜の元気がない状況が続いている」

2025年海水温は下がり始めているもののホヤは3年から4年かけて養殖するため、回復には時間がかかると話します。それでも多くの人にホヤを知ってほしいとほやっほー祭に出店することにしました。

ホヤ漁師 渥美貴幸さん:
「またホヤが復活した時に文化がなくなっていないように、萌江ちゃんと一緒に力を合わせて盛り上げていけたらと思っている」