東北最大規模の伝統の市、鹿島台(かしまだい)互市が10日から宮城県大崎市で開かれていて季節の花や農産物を買い求める人で賑わっています。

毎年、春と秋に開かれる鹿島台互市。

大崎市の鹿島台総合支所のそばにある「昭和通り(しょうわどおり)」を会場に春の花や苗木、農産物などを扱う120の出店が並んでいます。

この互市は1910年、質素な暮らしを貫き「わらじ村長」として知られた旧鹿島台村の村長、鎌田三之助(かまた・さんのすけ)が始めたもので、116年目になります。

訪れた人たちは店主と会話しながらお目当ての品を買い求めていました。

買い物客
「客と店主がお互いに話し、コミニュケーションをとって笑い話しながら買い物をする」
「新しいカレンダーになったら互市の日に印をつけて来ている。こういうところに来ると気持ちが浮き立っていい」

春の風物詩、鹿島台互市は12日まで開かれ3日間で、約7万人の人出が見込まれています。