宮城県色麻町議会の議長の議会事務局長に対する言動が、パワーハラスメントにあたるとして、提出された不信任決議案が、17日に開かれた議会で全会一致で可決されました。

議会事務局によりますと、天野秀実議長は、8月18日の議会運営委員会で50代の男性事務局長に対し、書類を机に叩きつけ「日程がある度に電話をよこしなさい」。

「俺も議長を辞めるから事務局長も一緒に辞めろ」などと発言しました。

こうした行為に対し、議員から天野議長の辞任を求める不信任決議案が提出され、17日の議会で天野議長が退席したあと審議されました。

採決の結果、不信任決議案は、賛成10・反対0の全会一致で可決されました。

副議長:
「原案の通り可決することに決しました」

天野秀実議長:
「議員みなさんの判断に対し重く受け止めている。また今回のようなことになったことについて、大変申し訳なく思っている」

不信任決議には、法的な拘束力はありません。
議会終了後、天野議長は、不適切な発言があったことを認めたものの、進退については「今後結論を出す」と述べるにとどまりました。