悲惨な生活で芽生えた感情、そして不倫へ
弁護人:
「敦子被告に助けられたのは中学2年のときか」
直哉被告:
「そうです。敦子のアパートで暮らした」
弁護人:
「助けられて、母のように思っていたのか」
直哉被告:
「実母のせいで『母』という言葉には嫌悪感を持っていたので、母というより味方だと思っていた」
弁護人:
「その後、恋愛感情が芽生えたのか」
直哉被告:
「そうです。2019年か2020年頃に敦子に想いを伝えた。『霊媒師JUN』と知り合う前」
弁護人:
「不倫関係となったのは」
直哉被告:
「それも『霊媒師JUN』と知り合う前」
弁護人:
「兄の妻との不倫はまずいとは思わなかったのか」
直哉被告:
「考えたことがないわけではないが、兄は敦子に暴力をふるうこともあったし浮気もしていた」