鈴木さんは、当時の負担の状況を以前から付き合いがあり、災害事業などを展開していた有馬朱美さんに相談しました。有馬さんが被災者や自治体に聞き取りを重ね「G72BOX」を開発、2012年に事業化しました。

ガーディアン72 有馬朱美社長:
「石巻市の職員の思いからプロジェクトが生まれた。障害のある方々に大活躍してもらい今度は災害現場で人を助ける」

去年11月には石巻市の社会福祉協議会と梱包作業の委託契約を結びました。ボックスの保存期間は5年。食料品を始め、期限のあるものは5年以上の猶予があるか確認します。梱包作業では、有馬さんの会社から福祉作業所に1箱当たり350円の報酬が支払われます。作業所では1か月あたり最大1000箱の梱包を目指しています。

ガーディアン72 有馬朱美社長:
「障害のある方たちにどんどん参加してもらって、『自分たちが作ってるよ』という(過程)を災害時に色んな人たちのを底支えする位置づけになってもらいたい」