非常食や衣料品などが詰め込まれ仕分けがいらない備蓄品のセットが、宮城県石巻市で考案されました。きっかけは震災で、避難所を運営した職員の経験でした。

仕分け不要の災害支援備蓄セット

石巻市の福祉作業所「みどり園」です。

この日、作業所の利用者と職員が食料品や衣類などの箱詰め作業の手順を確認しました。箱の中に入れられるのは、飲料水やレトルト食品、生理用品など合わせて75品目。これらを1つの段ボール箱に詰め込んだのが「G(ガーディアン)72BOX」です。被災者にすぐに届けることができ避難所生活で必要な物資が1箱で3日間分、入っています。

また、物資の仕分けの負担を大幅に軽減させることが期待されています。

きっかけは震災での経験

きっかけは、13年前の東日本大震災で物資の仕分けを担当した石巻市職員・鈴木公美さんの経験でした。