東京・赤坂の個室サウナ店で夫婦が死亡した火事で、店の運営会社の社長が任意の調べに対し「サウナ室のドアを押し戸に変更するよう前社長に相談したが反対された」と説明していることが新たにわかりました。警視庁は先ほどから、前社長の関係先の家宅捜索に入っています。

この火事は去年12月、港区赤坂の個室サウナ店で、川崎市の会社経営・松田政也さん(36)と妻の陽子さん(37)が死亡したものです。

2人は、サウナ室の出入り口の木製のドアノブが、内側と外側の両方とも外れたことで閉じ込められたとみられています。

この出来事が予見可能なものだったかどうかが焦点となっていますが、火事が起きる半年ほど前に、別のサウナ室で内側のドアノブが外れ、利用者が一時閉じ込められるトラブルがあったことが捜査関係者への取材で新たにわかりました。この時は、外にいた利用者がドアを開けることで大事には至らなかったということです。

また、サウナ店の運営会社の社長が警視庁の任意の調べに対し、「サウナ室のドアを押し戸に変更するよう業者から提案されたことを前社長に相談したが、前社長は『密閉性が保てなくなる』などと反対した」と説明していることも新たにわかりました。

警視庁は、先ほど午後4時半ごろから、サウナ店の運営会社の前社長の関係先の家宅捜索を始めていて、運営会社による個室サウナ店の安全管理に問題がなかったか調べています。