韓国でおととし12月に非常戒厳を宣言し、内乱を首謀した罪に問われた尹錫悦前大統領に対し、韓国の裁判所は19日、無期懲役を言い渡しました。

起訴状などによりますと、尹錫悦前大統領はおととし12月、戦時や国家非常事態でないにもかかわらず、憲法に反して非常戒厳を宣言し、軍と警察を動員して暴動を起こしたとされています。

尹前大統領側は、非常戒厳は大統領の権限行使の範囲内で、国会への軍投入は短時間に終わり、「国民の被害もなかった」などと起訴内容を否認。一方、特別検察官は論告で、「非常戒厳を手段に司法権と立法権を掌握し、権力を独占して長期間執権しようとした」などと主張し、「憲政史に前例のない重大な憲法秩序破壊事件」として、死刑を求刑していました。