鈴木芳美さん:
「編み込みが大変なんですよね」
記者:
「これがおろそかになると?」
鈴木芳美さん:
「糸が切れたり、崩れてバラバラになっちゃうんですよ」

「この編み目が正方形になるのが、技術がいるところなんですよね」
編み込んだら、「穂」の元をひもで締めます。
鈴木芳美さん:
「これ結構力いるんですよ、これがね」
ホウキグサの種を落として穂先を切り揃え…。

飾り糸を編み込んだら、丈夫さと美しさを兼ね備えた、小沼ほうきの完成です。
父親のほうきづくりの手伝いをしていた鈴木さんですが、本格的に始めたのは10年ほど前だったそうです。
鈴木芳美さん:
「保存しなくちゃいけないってことで、お前もやってみないかということでやり始めたんです」
「そのころはもう年寄り(父親)は亡くなっちゃっていたけれど、形を見れば、なから(=だいたい)わかりますから、見よう見まねでやって、年配の人たちに聞いてみたり、それは違うとかいろいろ指導受けました」