さらに。


小泉乃理子社長:
「もうちょっと簡単な方法で調理できたり、保存できたりすることはできないかなって考えたら、レトルト食品というのに私がちょっと目がいきまして。これだと保存も楽ですし、いざ食べるとなった時もすぐお湯の中に入れられるじゃないですか」

湯せんをすればすぐに食べられるレトルト食品。


反応は上々で、95歳の父親は、中野の伝統野菜・ぼたんこしょうが入った国産豚のもつ煮がお気に入りです。

小泉乃理子社長:
「これはみそ仕立てになっていまして、ぼたんこしょうを少し使っているんですよね。そんなに辛いというほどではないんですけど、ちょっとアクセントになっていると思うんですよね」
「母親のほうは信州サーモンのあら煮(が好き)ですね。ホテルが信州サーモンを料理で使われるんですけど、端材を利用して煮込んでいるものなんですね」

高齢の両親に簡単に調理できる温かいものを食べさせてあげたい。

その思いが、レトルト食品に詰められています。

小泉乃理子社長:
「量もちょうどいいし、軟らかくて食べやすい。喜んでいます」
「もっと近かったらすぐとんでいけるんですけれども、何しろやっぱり遠いんで、もうこれだけしかできない。ごめんねって感じですよね」


小泉屋では第二弾として、12月に価格を300円程度に抑えた信州牛の牛丼や、すいとんも販売する予定で、こちらは災害の備蓄品としての活用も見据えています。

両親への思いやりから生まれた、町のお肉屋さんのレトルト食品。

店舗のほか、12月中旬からは店のホームページでも販売する予定です。