レトルト食品は、もちろん店内で調理。

少ない生産量に対応できる専用の調理器具を購入し、試行錯誤を重ねてきました。


商品は1人で食べきるのにちょうどいいサイズで、値段は650円から1200円です。


小泉俊一さん:
お客さんの反応は?
「いいですよ。独り暮らしとか、高齢者とか、若い人も1人で住んでいる人もいるし、県外に送るって言っても普通の荷物で送れるもんで大変喜ばれています」

レトルト食品の販売を考えたのは、小泉さんの妻で社長の乃理子(のりこ)さん。

きっかけは、故郷で暮らす両親への思いでした。

小泉乃理子社長:
「実は私実家は京都なんですけれども、高齢の両親が2人暮らししているんですよね」

京都市生まれで、40年余り前に結婚し、信州に来た乃理子さん。

実家に2人で暮らしている95歳の父と93歳の母のため、弁当の宅配を段取りしたものの、口に合わなかったり量が多かったりなどしたため1年で断念。

乃理子さん手作りのおかずを冷凍し、毎月まとめて送るようになりました。