長野市郊外の山あいで4日朝、クマの目撃情報がありました。この地域では、クマの出没が相次いでいて、住民から不安の声があがっています。

4日午前5時ごろ、長野市若穂保科で、ポスティング作業をしていた男性から、「道路にクマがいて住宅のほうに入っていった」などと警察に通報がありました。

クマは体長1メートルほどの成獣とみられ、男性にケガなどはありませんでした。
市によりますと、若穂地域ではクマのエサが減る8月上旬から15件の目撃情報が相次いでいます。
地元の女性は:「(前に)うちの畑に行ったら、たまたまクマが入り口の木のリンゴを立って採っていた。それをずっと見ていました。動けなくて。怖いです、本当にいなくなってほしいなと」
2人は春ごろからクマの目撃があったと話します。

地元の男性は:「最近のクマは木を登らないで、下のほうのを立って食べる、前は木に登って木を折って食べていた。悲しいですね」
市によりますと、山を囲むように電気柵などが設置されているものの、人が住んでいる近くにまでクマが入ってきています。

市では生ゴミや放置された果実の管理などを行うなど対策を呼びかけています。












