長野県内では珍しい「レンコンの産地」が長野市にあります。
作られているのは「綿内(わたうち)れんこん」。
栽培農家はわずか数軒ですが、根強いファンを持つその魅力とは?


長野市綿内小学校の3年生が訪れたのは、学校近くの田んぼ。

子どもたち:
「よろしくお願いしまーす」

足を取られるほどドロドロの田んぼの中に入ります。


レンコン農家 堀重文さん:
「はいここ掘ってみて!」
「こことここを持って、後ろへ上げるように引っ張って」

採れたのは、大きなレンコン!

「おー!」

長野市若穂地区の伝統野菜「綿内れんこん」です。


レンコンは沼地で栽培し、ジェット水流で収穫するのが一般的ですが、綿内れんこんが育つのは、粘土質の田んぼ。

レンコンは、土の中に横たわる形で伸びていて、「手くわ」という道具を使いながら重い土をかき分け、最後は手で掘り出さなければなりません。