誰にでも開かれた美術館へ。
次なる取り組みは「見えない人」と「見える人」が一緒に作品を見るというのですが、いったい、どうやって?
5日の県立美術館。
いつもと違うのは作品の前で交わされる、たくさんの会話です。

草間彌生作品の前で視覚に障がいがない人が作品を説明:
「大きい黒い点と小さい黒い点がうわーっと描いてあって 輪郭がカボチャみたいな感じ」
これは、視覚に障がいがある「見えない人」と「見える人」が一緒に美術を楽しむ試み。
「見える人」が作品を説明し、「見えない人」や「見えにくい人」はどんどん質問します。
虎が描かれた掛け軸の前で視覚に障がいがない人が作品を説明:
「座ってベロを出して前足の辺をなめてる」
弱視の人:
「こうやって?」
「(虎は)こっちを見てるんですか?」
視覚に障がいがない人:
「そうですね」