OBでもある田中監督。
高校時代は丸刈りでしたが、押しつけのような風潮には違和感を感じていたといいます。
田中健太監督:
「いろいろなことに疑問を持って、自分でいろいろなことを考えて解決していくっていうのが大事なんじゃないかなっていう。楽をするとか自分の好きなことだけやるんではなくて、そこにやっぱり責任を持っていろんな事をやろうというところが一番ですかね」
現在の部員は全員、髪形が自由化されたあとに入学したこともあり、それぞれ違う髪型も見慣れた光景に。
なかには、自ら丸刈りを選ぶ部員もいます。

2年生 齋藤響(さいとう・ひびき)さん:
「元々野球と坊主の関係性っていうので疑問を持ってた部分もあったんで、その考えとかに共感してこの高校を選びました」
2年生 矢倉治(やぐら・はる)さん:
「野球を始めてずっと坊主だったんで、やっぱり坊主がかっこいいと思ってずっとこの髪型でいます」
1年生 福澤龍也(ふくざわ・りゅうや)さん:
「伸ばしてもいいということなので伸ばしています。髪を伸ばしてもしっかり実績を残せるんだぞっていうのは、やっぱり髪伸ばしてる人たちが今後成績を残して、そういう(否定的な)人たちの意見を変えていきたいと思います」

日本高野連が全国の加盟校に行った調査では5年前は7割以上が「丸刈り」。
今年の調査では「長髪も可」とする学校が6割にのぼり、「丸刈り」は全体の4分の1ほどにとどまりました。















