中野市で警察官など男女4人が殺害された事件は、25日で発生から1か月を迎えます。
現場では何が起きていたのか…
SBCが消防から入手した資料からは立てこもりという特殊な状況下で、近くにいる被害者を救助できないという緊迫した状況が見えてきました。
5月25日。
中野市江部(えべ)で散歩をしていた女性2人と警察官2人の合わせて4人がナイフや猟銃で殺害された事件。
容疑者の男はその後、およそ12時間に渡って自宅に立てこもりました。
事件は6月25日で発生から1か月を迎えます。
警察官2人を殺害した疑いで、逮捕された青木政憲(あおき・まさのり)容疑者31歳。
調べに対し、当初は容疑を認めていたといいます。
女性2人に対しては「ひとりぼっちだとバカにれていると思った」。
警察官2人に対しては「撃たれると思ったので先に撃った」と供述していました。
一方、捜査関係者によりますと、青木容疑者はその後、「銃を構えたが、いつの間にか発射していた」などと供述を変え、容疑を一部否認しているということです。
青木容疑者は殺傷能力の高いハーフライフル銃を使っていて、警察は強い殺意があったとみて、動機などを調べています。
中野市の岳南広域消防本部、中野消防署。
事件の救急対応にあたりました。
事件現場から直線で650メートルほどの場所にあります。
SBCは公文書開示請求で当時の救急隊の活動記録を入手しました。