母校への惜別の思いを託して、64年上の先輩から贈られた校歌のオルゴール。
最後の卒業生となる6人が、思いをしっかり受け止めました。

(生徒代表・西村裕之進さん)「僕たちの母校はなくなってしまいます、けれど、いただいたオルゴールで校歌を聞けば、いつでも信更中のことを思い出すことができます、僕たちはこのオルゴールをこれからずっと大切にしていきます。きょうは本当にありがとうございました」

(生徒)「よかったですね、思い出の品をもらえたので」

「音色がきれいで、ちょっと寂しさもありますけど、この学校自体の思い出になる感じでとてもいい音だなと思いました」

「閉校になったら学校に来ることも校歌を聞くこともほぼなくなってしまうと思うので、オルゴールを聞いて中学校のこと思い出せたらいいと思う」

(内山さん)「僕たちの思いが受け継がれた気はした、とてもよかったです、やっぱりそれぞれがそれぞれの道を自分らしく行ってほしい、そして何かあったときにはそこに立ち戻る、いろいろな思いになったときにね、立ち戻って元気になるっていう、そんな役割をあのオルゴールが担ってくれたら」

信更中学校は3月16日に卒業式が行われ、その後、74年の歴史に幕を下ろします。