そのコンソーシアムに参加しているのが、齊藤教授の研究室の大学院生・佐藤大悟さんです。

八ヶ岳北横岳の噴石を薄く切って電子顕微鏡で観察・分析、噴火の時に何があったか知ろうとしています。

佐藤大悟さん:「火山研究といってもいろんな手法があるので、他の手法をやっている人の話を聞いたりとか、実際実習を通じて知識や理解が深まるというところはすごくメリットだなと感じています」

学会も活性化し、10月に松本で開かれた日本火山学会の発表会場には大学院生や大学生の姿が多くみられました。


コンソーシアムが始まって8年で、大学院修士課程や火山学会の学生会員の数は倍増、博士課程の学生も増加傾向です。


信州大学 齊藤武士教授:「私も信州大学で自分なりに努力して研究を続けているつもりですが、やはり1人でできること1人で教えられることは限られてますから、信州大学以外の研究者の先生に教えを請うことことができるのは非常にメリットがあると思います」