宇都宮市の県立高校で、卒業式の最中に50人以上の卒業生の財布から現金が盗まれる事件がありました。“晴れの日”に行われた犯行。卒業生が取材に応じ、怒りを露わにしました。

被害に遭った高校の卒業生
「最悪です。(高校生活の)最後?って、今かよっていう感じだと思います、みんな」

事件が起きたのは、生徒の門出を祝う卒業式のまさにその最中でした。今月2日、宇都宮市の県立宇都宮白楊高校で、50人以上の卒業生の財布から現金が盗まれました。

高校生活の最後を迎えた生徒に混乱を与えた“晴れの日泥棒”。取材に応じた卒業生は、事件発覚直後の様子について。

被害に遭った高校の卒業生
「友達が『お金取られた』って言ってたので、そこで気づきました。みんな声を上げ出して、騒ぎになった」

卒業式を終えた3年生。教室にもどると、バッグのファスナーの位置が登校時と違うなど異変を感じたといいます。中を確認すると、財布から現金が抜き取られていました。

また、犯行にはある特徴が。狙われたのは、教室に2か所ある出入り口付近のバッグばかり。さらに、ファスナーが開きやすいものに被害が集中していたといいます。

関係者によりますと、3年生の7クラス全ての教室から盗まれ、被害に遭った生徒は50人以上だということです。

被害に遭った高校の卒業生
「(卒業とは)違う悲しみですよ。怒りですけど」

式が行われたのは体育館。2、3年生とその保護者らが出席していました。事件があったのは、ここからほど近くの教室棟の1階、3年生の教室です。

関係者によりますと、式の最中、学校の出入り口などでは教諭が見回りしていたということですが、3年生の教室内は無人で出入り口に鍵はかかっていなかったということです。

学校は…

宇都宮白楊高校
「晴れの日に申し訳ない。再発防止に努める」

こう話し、警察へ被害届を提出したということです。

警察が窃盗事件として捜査しています。