クマの出没が相次いでいるとして上田市の小学校で専門家からクマへの対策を学ぶ初めての特別授業が行われました。

上田市の塩尻小学校では、全校児童およそ160人が野生動物の調査や保全などを行う軽井沢町のピッキオの職員からクマに遭遇しないための方法などを学びました。

特に気を付けるクマは3つ。
①驚いたクマ②子を守ろうとする母グマ③人間の食料の味を覚えたクマです。


ピッキオ 関良太さん:「びっくりしたクマと親子熊に対しては出会わないということが一番大事」

被害は、クマと人間がばったりと至近距離で出くわし逃げるために人を襲うケースが多いといいます。


これを、防ぐために遠くにいても人間がいることを気が付かせるクマ鈴をもつことを勧めていて専門家は、登下校の際にも身に着けてほしいと呼びかけました。


ピッキオ 関良太さん:「こういうとき一番大事なのは落ち着くこと」

万が一クマに出会ってしまったらできるだけ落ち着いてクマの方を見ながらゆっくりと後ろに下がるようにアドバイスしました。

それでもクマが襲い掛かって来た場合腹ばいになり首を守る姿勢をとることが重要だといいます。


ピッキオ 関良太さん:「クマは顔とか首とか狙ってきますお腹とかそういう一番弱いところをしっかり守る姿勢が大事」

塩尻小学校では今年度、クマが学校から300mほどのところに出没するなど周辺で目撃情報が3件ありました。


登校時、保護者につきそってもらうなどの対応をとってきましたが、自分の身を守る知識を持ってほしいと今回の特別授業を初めて開催しました。