覚せい剤2キロ以上をアメリカから密輸しようとした罪などに問われている白馬村の男の初公判で、男は「自分はだまされた」などと起訴内容を否認しました。
覚せい剤取締法違反などの罪に問われているのは白馬村の自営業の48歳男です。
起訴状などによりますと、男は2023年3月、アメリカから覚せい剤2キロ以上当時の末端価格で1億円以上を密輸しようとしたなどとされています。
地裁松本支部で行われた裁判員裁判の初公判で男は「荷物の中が覚せい剤だと知らなかった。自分はだまされた立場で関わる意思はなかった」などと起訴内容を否認しました。
また、弁護側は長期間にわたる身柄の拘束など、違法な捜査があったとして無罪を主張しました。
6日は取り調べを行った警察官が出廷し、「令状に基づいた捜査だった」などと証言しました。
今後は、科捜研の元職員なども出廷する予定で判決は10月30日に言い渡されます。