長野市の婦人服・服飾雑貨小売り業者「ワールドワイド」が9月25日、長野地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けました。
民間の信用調査会社・帝国データバンクによりますと、ワールドワイドは、1985年に創業し、婦人服からメンズカジュアル服、服飾雑貨、子供服までを扱っていました。
長野市や松本市に相次いで出店し、2007年頃には17店舗を運営し、2008年8月期の売り上げはおよそ5億8900万円を計上していました。
しかし、景気低迷による個人消費が伸び悩む中、アウトレット店の台頭や、インターネット通販の普及などから売り上げが減少し収益も悪化しました。
最近は、婦人服や服飾雑貨を扱うセレクトショップ1店舗に経営資源を集約し運営を続けてきましたが、2024年8月期の年間売上高はおよそ3000万円に減少し、先行きの見通しが立たなくなったことから、事業継続を断念したということです。
負債はおよそ5000万円だということです。