
養鶏場では何が起きているのでしょうか。
小布施町のくりのみ園。およそ1800羽の鶏を飼育しています。

くりのみ園島津理事長:「こちらが平飼い鶏舎です。鶏は寒さには強い、でも暑さには弱い。だから羽を広げてハアハア息をして体温を下げている」
この日(14日)、鶏舎の中は30度。そのため…
くりのみ園島津理事長:「エサがちょっと残っちゃっているんですよね。普段食べる量が食べきれていない」
卵にも影響が出ています。
くりのみ園島津理事長:「これが普通にとれる卵ですが、こちらは殻が薄い感じがして、少し傷がついて割れてしまっている」

よくみると少し割れて、小さなへこみがあります。
猛暑で、鶏は水分を多くとり餌をあまり食べないため、殻が弱い卵が例年より多いといいます。
くりのみ園島津理事長:「(殻の割れた卵は)加工をやっているのでスイーツなどに使います。たまごとしては販売はできないですね」
さらに、卵の大きさにも変化が…
くりのみ園島津理事長:「小さい卵が増えてきている」
また、通常なら1日440個ほどの卵がとれるといいますが、今年の夏は1日350個ほど。およそ2割減っています。

くりのみ園島津理事長:「もうちょっと価格を上げていかざるをえないのかなと」
エサなど費用が高騰している中、この夏の暑さがさらなる痛手となっています。