信州産の食材を使った料理を楽しめる飲食店が、松本市にオープンしました。
城下町で味わうのは、「ちょっと贅沢な朝ごはん」です。

「失礼します、“トノサマ・ブレックファースト”の『洋』です」

運ばれてきたのは、フルーツがたっぷり乗ったフレンチトーストが目を引く、豪華なプレート。

松本市の中町通り近くにこのほどオープンした飲食店「農人―noteー(ノート)」が提供する、“ちょっと贅沢な朝ごはん”です。

城下町らしさを名前に込めた「トノサマ・ブレックファースト」は、和と洋の2種類。

和食のごはんは…

「オーダー入ってから炊き立てを出す感じですね。トノサマ・ブレックファーストなので、殿様のために作っているみたいなイメージです」

店主の竹下涼(りょう)さんは、市内にある松本第一高校の食物科を卒業し、県内のレストランなどで料理の腕を磨いてきました。

今回、自分の店を開くにあたって目を付けたのが「朝ごはん」。

農人 竹下涼さん:
「朝から気分がいいと、1日楽しく過ごせるかなって。地元の野菜とか食材にこだわって、松本に来た方が松本の食文化や歴史を楽しんでもらえるような、そういう料理を出しています」


おかずは時々で変わりますが、使う食材は、野菜や果物だけでなく、豚肉や卵、それにみそなども信州産。

旅で訪れる人だけでなく地元の人にも食べてもらい、地域の魅力を再発見してほしいといいます。


農人の「トノサマ・ブレックファースト」は、ランチの時間にも利用でき、和洋ともに2,000円。

“殿様気分”で、味わえる特別な一皿です。