園長からの聞き取りでも保育士は暴力を否定

園児の母「先生は叩いてないと。お顔をこうやってしただけと、顔に添えただけで顔が赤くなるような子じゃありません」

叩いたとされる保育士は母親に対し「子どもの動きを静止するために保育士が顔に手を添えた」と説明し「叩いてはいない」と暴力を否定したということです。

実際、私たちが園を取材すると…

園長「認識としては暴力はふるっていないということで、話の確認を取っています」

しかし、この園の他の職員を取材すると園長の主張とは異なる話が聞かれました。

園の職員「息子さんは一緒に遊んでいた友達とじゃれあった際にトラブルとなり、保育士が指導に入りましたが言うことを聞かずに暴れる息子さんの頬を平手打ちしていました」

また、暴力を振るったとされる保育士については複数の園児に対し行きすぎた指導が度々あったといいます。園児への暴力はあったのか?

母親は「真実が知りたい」と去年2022年4月熊本市と県に相談したことで園への実地聞き取り調査が2度行われました。

その結果は、、、

熊本県・市「暴力の事実関係は確認できなかった」

その上で、熊本県と熊本市は「3人の園の職員から『園児を叩いている場面を目撃した』との証言があった」とした他、「保護者への説明が不十分」だったとし、園に対し保育改善を求める行政指導を行いました。

ではなぜ「暴力の事実は確認できない」と結論づけたのでしょうか。

目撃情報だけでは暴力の認定はできない

県の担当課はテレビカメラが無いことを条件に次のように回答しました。

熊本県こども未来課 木村和子 課長「園児を叩いたとされる保育士が否定しているため」

目撃情報だけでは真実は分からないため暴力の確認はできないとしました。

しかし、関係者のひとりが重い口を開きました。。。