今日10日、熊本県内で線状降水帯が発生しました。早朝から激しい雷雨に見舞われ、通勤や通学にも影響がでました。
午前6時過ぎ、線状降水帯の発生が発表された天草市です。猛烈な雨が打ち付けています。

さらに…雷も。上天草市松島では、午前7時までの1時間に77.5ミリと、9月の観測史上最大の雨量を記録しました。
雨と雷は熊本市内でも、RKK熊本放送のスクープ投稿には雷の映像が複数寄せられました。
記者「午前6時半です。再び雨が強くなってきました。空はかなりの頻度で光っています」
東区長嶺エリアから天草方面を撮影した映像では、空が明るくなるほどの複数の稲光が…。

警察などによりますと、今回の線状降水帯の影響で けがをした人はいないということです。
一方、交通機関に影響が出ました。
午前8時ごろのJR熊本駅、改札の周りには足止めされた人たちがいました。
JRの在来線は鹿児島線の玉名・八代間、豊肥線の熊本・肥後大津間などで運転見合わせとなりました。
通学中の高校生は、宇土駅から列車に乗りましたが、目的地手前の熊本駅で降ろされたといいます。

高校生「学校から自宅待機と言われたけど、ここまで来て家にも帰れない。親は仕事なので来てもらう訳にもいかない」
熊本県内の在来線は現在全て通常運行に戻っています。
田んぼに車が転落
今日午前7時ごろ、天草市で冠水した田んぼに車が転落しました。

水は車の窓の高さにまで迫っていましたが、運転していた人は自力で逃げ出し、けがはありませんでした。